2023年6月5日 Byadmin野垂れ死なうが 野垂れ死なうが構はぬ覚悟の夏 常世への憧れなしや野分け近づく 紫外線の世界に住まふ蝶鱗粉舞ふ 手摑みで摑まへし蝶まじまじと視る 鱗粉を残し飛び行く烏揚羽 紫陽花の萼に降り落つ雨粒きらり 紫陽花は色移ろひて普遍暗喩す 出水にて揺れた一日暮れにけり 戸袋の雀の巣にて雛孵り 五月雨を集めて溢れ夏出水 がらんどう哀しみ堪へ紫陽花咲くや 土により色決まる紫陽花薄紅に染まる 吾が視界に冥き影射す五月晴れ 四葩よひらへと思ひ重ねて満足か Please follow and like us: Post Views: 205 関連