輻射熱

輻射熱斑に積もる雪景色黒色濃くなり陷穽に見ゆ

 

しんしんと雪降る宿場人熅れ誰もが俯き下駄の音鈍く

 

氣嵐にあれほど映えた小鷺をもいつしか姿を見せず久しく

 

海の花舞ふ中にて歩き行くその先にこそ絶望あるのみ

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